体感を磨く

こうしたことは、自分の中で「部屋にこういう曲線を欲しい」というイメージが自然に描けるかどうかで決まってくる。それはどんなイメージでも良くて、間違っていてもかまわない。とにかく自分の「体感」を持つ事は、繰り返し、修正していく事で磨かれていく。磨かれていく中で、先ほどの数値が自分の「体感」の中の知識として定着してくるのである。例えば、シルクのドレスなどを銚える時に、「どのくらいの膨らみにしましょうか」と聞かれるでしょう?その時、シルクのドレスを着慣れた人は布をつかんだだけでわかるけれど、着慣れていない人には、寸法で出してもわからない。「すごくエレガントな感じの部屋にしたい」「私はくだけた感じの部屋がいい」こうした自分の好みや感覚は、勉強して頭で理解しようとしても、いくら最適な数値を覚え、緻密な計算を行っても絶対にできない部分だと私は思っている。